OB・OGの声
- 坂本 諒一 / 山本 陽子
- 平成22年入社 / 平成19年入社
<坂本 諒一>
大学の薬局実習でパール薬局緑井店を経験し、先輩方にお世話になり雰囲気が良かったことが入社の決め手です。病院実習も経験しましたが、患者様とお話できる時間が長く取れ、より楽しそうなのは薬局であると考えていました。接客することが好きなので、近所の方々とお話できる今の状況に満足しています。
服薬指導の際には、夏場であれば「夏バテしないようにしてくださいね」など患者様に一声かけるようにしたり、患者様によっては早く帰りたいという方もいらっしゃるので、患者様の目を見てケースバイケースで対応するように心がけています。今後の目標は、患者様に顔を覚えて頂いて「あのお兄ちゃん、今日はおらんのかいね」と言われることです。
<山本 陽子>
「周りの人に相談しやすい」「社員のことを大切にしてくれる」ことが当社の一番の魅力だと思います。社員がとても優しくて「何か困ったことがあったら相談してね」と言ってくださったり、失敗してしまってもフォローをしてくださり、「今度は失敗しないようにね」と声をかけてもらえるので、自分一人で悩むことなく安心できます。また、通勤中に患者様の方から手を振ってくださったときや、患者様に「ありがとね」と言われたときは薬剤師で良かったと感じます。これもかかりつけ薬局の魅力ですね。明るくて、やる気があり、笑顔が素敵な方、一緒に働きましょう。お待ちしております。
- 林 雄志(摂南大学)
- 平成22年入社
薬剤師として初めての一歩をミック・リガールグループで踏み出してから、1年と半年になります。入社後に受けた研修のことは、きっと皆さんも興味があると思うので、昨年新入社員として私が体験したことをお話します。
最初は、りら薬局にて接遇研修と薬についての研修を行いました。接遇研修は1日メーカーさんのところへ行って、講師の先生から挨拶の仕方や患者様と話すときの目線のやり方など基本的なコミュニケーション方法を学びました。
薬の研修はメーカーさんが店舗まで来てくださり、一対一で1つの薬につき1~2時間程かけてじっくりと説明を受けました。薬の勉強は2ヶ月間にわたりましたが、薬の数は膨大です。メジャーな薬の知識は得ましたが、まだまだ覚えなければいけない薬は数多くあったので、時間を見つけて自分で勉強したり、先輩に教えてもらうことによって少しずつ知識を身につけていきました。
その後、電子薬歴の使い方を学んだり、病院で白内障のオペの見学をさせていただいたり、耳栓やゴーグルを着けて総合失調症の患者様がどのように感じているのか体感実習したりと、多くのことを学びました。
そして研修期間が終了し、初めて患者様に服薬指導をすることとなりました。当初はかなり緊張してしまい、上手く話せなかったことを覚えています。研修期間に多くの知識を身に付け、患者様と接する先輩の姿を何回も見てシミュレーションを行ってきましたが、やはり実戦は全く違います。実際に患者様と接してみると分からないことだらけでした。
知識がなければ更に分からないことだらけだったので、研修はもちろん必要だと思います。しかし、知識があれば十分というわけでもありません。患者様と接することによって、患者様から教えられることも沢山あります。今はもっと実戦を積み、自分の力にしていきたいと考えています。
当社の研修も大変勉強になりましたが、皆さんにはその先のことを見ていただきたいと思っています。入社後の研修が充実している方が新入社員として安心ですが、何年も働いていくことを考えたとき、満足して勤めている自分を想像できますか?スキルアップができる環境が整っている会社、患者様と深い関係を築ける会社、いざという時に頼りになる先輩がいる会社、社員のことを大切にしてくれる会社etc......。何を重視し、どのような自分になりたいかをしっかりと見つめてください。そして、思い描く自分に辿り着ける会社に就職できるよう就職活動がんばってくださいね。
- 片山 美和子(広島大学)
- 平成16年入社
この会社への就職は即決でした。店舗見学をさせて頂いたとき、見学したどの店舗も雰囲気が良く、社員の方々がとてもフランクに接してくださいました。そして「この薬局で働きたい!」という思いがこみ上げ、衝動的にその場で入職を決めました。今もその時に感じた直感は当たっていたなと思っています。
何といっても、会社全体の雰囲気が良いですね。店舗の配属が変わっても、以前の店舗で一緒に働いていた人たちとご飯を食べにいくこともあります。会社内の風通しも良く、上司や幹部の方に「ここを改善してほしい」と伝えるとすぐに対処してくれますし、体調が悪いときやどうしても外せない用事が出来たときなどには、何とかシフトをやりくりして融通を利かせてくれます。新卒で入社したので他の会社と比較することはできませんが、会社自体が働いている人のことをきちんと考えてくれていることを感じ、この会社に入って良かったと満足しています。
また、色々な店舗を周るのも勉強になります。同じ会社の中でも小児科メイン・精神科メインなど、薬局の中で重きを置くところや、方法は薬局ごとに違います。現場で体を動かして、その店舗のやり方に慣れてから他の店舗のやり方を覚えていく方が、マニュアル通りの研修を行うよりも応用が利いて効率が良いと思っています。しかし、無理強いはありません。「ここへ行きなさい」という辞令ではなく、「ここはどう?」という風にこちらの意見を考慮してくれます。社員一人一人のことを思いやってくれる会社だからこそ、社員も笑顔で気持ちよく働けているのだと思います。
- 濱田 鮎美(九州保健福祉大学)
- 平成22年入社
「薬を見る」ことと「患者様を診る」こと。服薬指導には大きく分けてこの2つのパターンがあるように思います。
私は以前、調剤併設のドラッグストアに勤務していましたが、帰りも遅く、全国規模の異動もあったことや、もっと調剤を学びたいと思ったことから、広島県内に展開している当社への転職を決めました。ドラッグストアの患者様は新規の患者様が多く、薬の説明に重点を置いた服薬指導、言い換えれば、「薬を見る」服薬指導をしていました。
一方、当社のようなかかりつけの調剤薬局では、来局される患者様はほとんどいつも一緒の患者様であり、顔馴染みと言える関係にあります。“いつもの”患者様を知っているので、少しでも様子がおかしいと、「○○くん、いつもより元気がないですね」「今日は少しお顔が赤いですね。風邪ですか?」と患者様の体調の変化にいち早く気づくことができます。「患者様を診る」ことは、患者様の体調に合わせた薬の飲み方の指導や、時にはドクターにフィードバックを行い体調の悪化を防ぐことに繋がります。適切な対応ができる薬剤師は、「患者様を診る」ことができる薬剤師なのではないでしょうか。
また、患者様に接する際はいくら顔馴染みといっても、親しき仲にも礼儀あり、です。落ち着いた口調や正しい敬語を使い、丁寧な態度を心がけています。相槌の仕方一つにしても、はいはいはい!と急かすような相槌では「本当に話を聞いてくれているのかな?」「忙しいのかな?あまり長く話さないほうがいいのかな?」と不安になりますよね。患者様が話しやすい環境を作るのも、自身のちょっとした配慮だと思っています。
私は「薬剤師は接客業」だと思っています。コミュニケーション能力をしっかり身に付けて、丁寧に患者様と向き合いたいと思える方は、是非一緒に働きましょう!就職先は調剤薬局だけでなく、研究職、MR、病院など色々あります。本当に自分に合った仕事は何なのか見極めてくださいね。
- 大庭 有子(第一薬科大学)
- 平成12年入社
管理薬剤師としての経験は、複数の店舗での経験を合わせると8年になりますが、今でも初心を忘れず、必ず人の意見を聞き、教えてもらうという姿勢でいることを心がけています。薬剤師として入社したのは当社が最初で、私が入社した当初は店舗数も少なく、早い時期から管理薬剤師を任されました。最初に配属された店舗の管理薬剤師一人しか管理薬剤師として手本となる人を見てきていなかったので、必ず色々な人の意見やアドバイスを聞くことを基本として務めてきました。
今では知識も身に付き仕事にも慣れましたが、逆に、長年勤めてきた故の思い込みだけで判断をしないよう人の意見を聞く姿勢は変えていません。意見を求めるのは新入社員や事務の方に対しても同じです。必ず、店舗内の全スタッフと相談しながら仕事を行っています。
また、情報を共有することも大切にしています。新薬等の知識共有はもちろんのこと、業務の共有も行っています。管理薬剤師だからといって、私一人が店舗の状況を把握しているのではワンマンな体制になってしまいます。例えば、発注に関しても、自分だけでなく皆に任せるようにしています。もし本人が気づいていないことがあれば、「この薬あまり動いていないんじゃない?」と確認し合ってお互いにフォローすることもできます。
調剤薬局で働く以上、いつかは皆さんも管理薬剤師になるでしょう。そんな若い方たちが、将来就任したときに困らないよう、少しずつ管理薬剤師としての仕事を覚えていってもらえるようにとも考えています。
また、患者様とやり取りした情報は薬歴に残すだけでなく、必ず口頭でも伝えるように心がけています。薬歴を見れば確認できることですが、口頭でも説明した方が大切な情報をいち早く正確に共有することができます。ちょっとしたカンファレンスですね。
「昨日こういう患者様が来られてこういう相談を受けたので、次回はこういう風にしてください」ということを薬歴に残すだけじゃなくスタッフ全員に伝えておけば、本人がお休みしていても他のスタッフにフォローしてもらうことができますよね。
私の一番のモットーは「情報共有」です。何かあってもスタッフ一人ひとりが自分の力で対応することができ、互いにフォローし合える関係を目指しています。そうすることによって、信頼、安心に繋がり、ストレスフリーな職場になるのではないでしょうか。